契約社員の悲惨な末路
私が契約社員として働いていた特の事ですが、休憩時間やランチの時に正社員の方が一緒になってくれた事が殆どありませんでしたね。
契約社員は正社員と同じ仕事していても大きな違いがあります
まず社内での扱いが全く違います。
同じ会社員として尊重されていない感じがして肩身の狭い思いをしていました。
それもそのはずです。
その会社は中堅どころの企業で、出世のための人脈作りに懸命な男性社員が多く、私の様にアウトサイダーと付き合っていれば出世コースを外れかねないといった気持ちがあったかもしれませんね。
たぶんヒガミ根性なのでしょうが、実際に昇進も昇給もない契約社員は、相手にするだけムダだという空気があったのは確かですよ。
最近は非正規雇用が急増して、多くの労働者は派遣社員や契約社員の形で働く様になってきました。
私の様にみじめな日々を送っているとは限りませんが、やはり心身ともにすり減っていって、最終的にはポイと捨てられるのが運命かもしれませんね。
社会的地位が認められていない悲惨さ
また体験談には、一流の会社に契約社員として勤めている方で結婚もできないという悩みを打ち明けるものもありました。
あるいは2人で頑張って働こうと決心したカップルなのに、彼女の両親が契約社員の将来性を不安に思って破断したケースも語られていますね。
この様な経験から、結婚そのものに臆病になってしまう方も少なくないのです。これが日本の出生率が低い理由になっているかもしれませんよ。
確かに契約社員は2,3年の更新がありますし、会社の景気しだいで更新ができない事もよくあります。
ボーナスもなく退職金も関係ありません。昇給もしなければ昇進ないので将来的な不安は否めないのです。
これがグローバルなスタンダードだと言われても、一方で終身雇用・正規雇用のシステムが残る現状では、格差に直結する悪条件だと言えるでしょうね。
代えがたい現状を受け入れて淡々と働きましょう
この様な例はごく一部です。もっといろいろな悲惨な経験が溢れています。
もちろん正社員もブラック企業などの影響で、過酷な労働条件に苦しんでいるものです。
そういった意味では、正社員も契約社員も辛い立場にあるのは確かでしょう。
ただし、正社員が受ける恩恵は明らかに契約社員のモノよりもメリットが高いのです。
ヨーロパ諸国やアメリカでは正規・非正規の区別がなく、全て契約社員ですので比較をする対象がありませんね。
それはそれで分かりやすいでしょう。
ですが、日本の現状は今のところ上記の通りです。
最近は同一労働・同一金銀の話しが盛り上がっていますが、それはもう少し先の話しですので、今は覚悟を決めて働くしかありませんね。
それで悲惨な末路をむかえなくて済む様に、できる努力をして同時に諦めも引き受けて、淡々と生きていく方が良いのかもしれませんよ。